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fluctとMomentum、バリュアブルビデオアドエクスチェンジ「Axia(アクシア)」を開発
2016.08.25
~「高ビューアビリティ保証ブランドセーフティ担保アドフラウド排除」の超有益広告枠へ動画配信~
株式会社fluct(東京都渋谷区、代表取締役兼CEO:古谷 和幸)と、不適切な広告出稿を回避し、広告主のブランドを保護するアドベリフィケーション技術(※1)や、広告詐欺を未然に防止するアドフラウド対策(※2)を提供するMomentum株式会社(東京都港区、代表取締役:髙頭 博志)は、広告主にとって有益なインプレッションのみを提供するValuable Video AdExchange(バリュアブルビデオアドエクスチェンジ)「Axia」(読み:アクシア)を共同開発し、2016年秋に提供開始予定です。
「Axia」は、①高いビューアビリティ(※3)を保証し、②URL単位でブランドセーフティを担保し、③投資効果のないアドフラウドを排除した枠を、バリュアブルな広告枠と定義し、3点を備えた広告枠へ動画配信を行うことができるアドエクスチェンジです。ブランド認知向上を目的とする広告主は「Axia」を利用することで、ブランド毀損を徹底的に回避し、アプローチしたいユーザーにのみ動画広告を配信することができるため、投資効果高くブランド訴求をすることが可能です。「Axia」は、手間やコストをかけることなく導入でき、迅速にプログラマティックな運用を開始することができます。「Axia」では、ナショナルクライアントおよびブランド系広告主を中心に年内20社への導入を目指し、来春以降は順次、アドプラットフォームとしての機能拡充を予定しております。
■バリュアブルビデオアドエクスチェンジ「Axia」について
「Axia」は、ギリシャ語で「価値があるモノ」を意味します。「Axia」では、①高いビューアビリティ保証②URL単位でのブランドセーフティ担保③投資効果のないアドフラウドを排除の3点が揃った枠を「バリュアブルな広告枠」と定義します。
■バリュアブルビデオアドエクスチェンジ「Axia」の枠提供イメージ
- ・Axiaの特徴
- 1.ビューアビリティ保証:全枠においてビューアブル計測を行い、ビューアビリティの高い枠のみへの配信を保証。
- 2.アドフラウド排除:bot(※4)への広告トラフィックや媒体による不正インプレッションなどを排除。
- 3.ブランドセーフティ担保:アダルトコンテンツやネガティブコンテンツなど、ブランド毀損を引き起こす広告枠をブロック。
- 4.業界標準の動画フォーマット「VAST」(※5)や動画プレーヤーとリッチメディア広告の間の双方向通信を可能にする「VPAID」(※6)フォーマットにも対応。
- 5.長尺動画・バナーの入稿も可能。
プログラマティック取引が普及する中で、ビューアビリティの低い枠への広告投資の見直しやアドフラウドの排除、ブランド毀損を引き起こす掲載枠のブロックなど、より精度高く、広告枠の買い付けを行うことに対する広告主の興味関心が高まってまいりました。実際、Momentum社によるアドフラウドに関する調査では、日本でのbot・不正広告件数は、広告表示数に対して3%から5%、クリック数に対しては13%から20%という結果になり、bot・不正広告を排除することでCPA(※7)が7%向上しました。これまでも、デマンドサイドのオプションとしてアドベリフィケーションツールを利用した買い付け精度のコントロールは行われてまいりましたが、「Axia」では、初めてブランドセーフティ、アドフラウド、ビューアビリティの解析技術を統合しました。さらに、fluct社の保有する豊富な広告在庫によって安定したリーチの提供が可能になり、従来に比べ、より高精度でバリュアブルな買い付けを実現いたします。
※1)アドベリフィケーション:オンライン広告出稿における、プレイスメント制御をテキストマイニングの技術を用いて機械的にカテゴリ分類することで実現する仕組み。
※2)アドフラウド:広告の不正や詐欺のこと。
※3)ビューアビリティ:広告を掲載したインプレッションのうち、実際にユーザーが閲覧できる状態にあったインプレッションの比率。
※4)bot:ロボットの略称でコンピュータによる自動化プログラムの一種のこと。広告においては自動で閲覧・クリックするプログラムのこと。
※5)VAST:Video Ad Serving Templateの略語で、業界標準の動画フォーマット。
※6)VPAID:Video Player-Ad Interface Definitionの略語で、動画プレーヤーとリッチメディア広告の間の双方向通信を可能にするAPI規格。
※7)CPA:Cost Per Actionの略語で成果単価のこと。