2021

08/03

SSP「fluct」、Momentumのアドフラウド対策プラグインを導入し、安心安全な広告配信を強化

~「Black Heron」を導入。広告取引の透明性・健全性をさらに高め、媒体の信頼性向上を図る~

2018年7月9日
株式会社fluct 代表取締役CEO 土井 健

株式会社VOYAGE GROUP(東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:宇佐美 進典)の連結子会社で、広告配信プラットフォーム事業を展開する株式会社fluct(東京都渋谷区、代表取締役CEO:土井 健)は、運営するSSP「fluct」において、広告取引の透明性・健全性を高め、SSP[fluct」が提携するメディアの信頼性向上および収益拡大を図るため、2018年7月より、Momentum株式会社(東京都港区、代表取締役社長:高頭 博志)が提供するアドフラウド(※1)対策プラグイン「Black Heron」の利用を順次開始してまいります。これにより、人でなく、機械によって、インプレッションやクリックなどによる不正な広告表示の検知を行い、より安心安全な広告配信を強化いたします。

「Black Heron」は、アドフラウド対策を中心に、オンライン広告において無効果なインプレッションやクリックを事前に防ぐことで、パフォーマンスの向上を実現できる広告配信ネットワーク向けのプラグインです。

Momentum社の調査によると、国内のディスプレイ広告におけるインプレッションの3~10%、クリックの8~15%程度が不正な行為によって発生しており、このような不正行為によって表示される広告は、広告主にとって無駄なコスト負担となっています。 一方、媒体社側においても、広告収益の機会損失となるだけではなく、広告主からの信頼を失うことで、入札の減少による広告枠の収益性低下を招くため、不正広告の掲載を防ぐ対策を行う必要です。

Momentum社は、アドフラウド対策やブランドセーフティにおいて、世界最高水準の認定団体「Trustworthy Accountability Group(TAG)」の国内初の認定パートナーとして、TAG基準のアドフラウド対策、ブランドセーフティソリューションの開発・提供を行っています。また、「Media Rating Council(MRC)」より認定を受ける欧州のアドベリフィケーション事業社Meetrics社とのパートナーシップにより、MRC基準のビューアビリティ計測にも対応したことで、全方位型で精度の高いアドベリフィケーションソリューションの開発・提供を行っております。

株式会社fluctは、2008年からメディアの収益化に取り組んでいます。運営する日本最大のSSP「fluct」は、日本で初めて開発されたSSPです。高度なアルゴリズムによるフロアプライス設定と配信比率調整、配信面精査などを行い、16,000以上のメディアやアプリに、最適な広告配信を行っています。現在、メディア・アプリの新たな収益源として期待の高いネイティブ広告や動画広告にも注力しており、RTB取引先を順次拡大しています。また、ブランドセーフティ(※2)やビューアビリティ(※3)、アドベリフィケーション(※4)などについても、より広告主、メディア・アプリ、ユーザーにとって信頼性の高い広告取引が可能になるよう調査、開発に取り組んでいます。

※1)アドフラウド:botなどを使い無効なインプレッションやクリックによって広告費用を騙し取る不正広告のこと
※2)ブランドセーフティ:広告が不適当な掲載場所に表示されることによるブランド毀損を防ぐこと
※3)ビューアビリティ:広告を掲載したインプレッションのうち、実際にユーザーが閲覧できる状態にあったインプレッションの比率
※4)アドベリフィケーション:広告主のブランド価値を保護し、ユーザーが認識できる場所に広告が掲載されるよう配信をコントロールする、広告価値毀損測定の仕組み

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