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お知らせ
fluct社の新卒3年目社員が世界最大級のデジタルマーケティング・カンファレンス「dmexco」に行ってきました!
2016.11.15
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世界最大級のデジタルマーケティングイベント「dmexco」参加レポート
9月14日・15日にドイツ・ケルンで開催された「dmexco」に、fluct社の新卒3年目社員が初参加しました。今回は出展ではなく、来場者としての参加。現地の様子や最新トレンドを写真とともにお届けします。
dmexcoとは?
dmexcoの概要をご存じですか?
今年で8回目を迎えるdmexco(Digital Marketing Exposition & Conference)は、世界最大級のデジタルマーケティング展示会です。開催地はドイツ・ケルン。
- 会場:ケルンメッセ
- 開催日:2016年9月14日・15日
- 来場者数:約50,700名
- 出展社数:1,013社(うち約半数がグローバル企業)
- テーマ:「Pure Business」
会場であるケルンメッセは、東京ビッグサイトの約3.5倍もの規模を誇ります。ケルン中央駅からも近く、交通の便もよい立地。駅のホームや街の看板にはdmexcoの広告が掲出され、街全体がイベントを盛り上げていました。
ブースエリアの印象と工夫
4つの展示ホールと2つのセミナースペースで構成されていたdmexco。チケット発券にも行列ができるほどの盛況ぶりでした。各ホールには、アドネットワークやDSP、動画広告、マーケティングツールなど、100を超えるカテゴリの企業が出展しており、それぞれの特徴を活かした展示が印象的でした。
注目された3つのキーワード
動画広告(Video Ads)
動画広告関連の出展社は100社を超え、特にTeadsの縦型動画フォーマットは注目を集めていました。動画対応はもはや必須であり、差別化要因ではなくなりつつあるという現状も確認できました。
VR/AR
VR/ARに関する展示やセッションも豊富。GoogleやIBMが体験型展示を展開するなど、マーケティングの現場におけるVR/AR活用の関心の高さがうかがえました。
アドブロッキング(AdBlocking)
Adblock PlusがSSPを提供すると発表したこともあり、アドブロックの話題も頻出。欧州では約20%のユーザーがアドブロックを使用しており、今後の対応が業界の課題として共有されていました。
スタートアップブースと新たな発見
スタートアップビレッジでは、約100社が簡素なブースで自社の技術を紹介。印象に残ったのは、クリエイティブ最適化に特化したCSP(Creative-Side Platform)という新たなカテゴリを提唱するadacus社。米ShareThrough社もかつてはこのエリアに出展していたことから、スタートアップの登竜門としての重要性も実感しました。
グローバル企業のブースデザイン
AOLやTwitter、Instagram、Spotifyといったグローバルブランドのブースも大規模かつ個性的。特にInstagramのフォトジェニックな展示や、Spotifyによるライブイベントなど、来場者の記憶に残る工夫が随所に見られました。
セッションの多様性
セッションは2日間で250以上。VR、クリエイティブ、動画広告、データ、アドブロックなど、多岐にわたるテーマで議論が交わされていました。LEGOやSnapchatなどの企業も登壇し、業界全体の潮流を肌で感じることができる貴重な機会でした。
所感と今後への意気込み
今回の参加を通じて、グローバル市場の規模感、スピード感、トレンドの先進性を強く感じました。日本と比べ、デジタルマーケティングにおける女性比率が高く、ジェンダーバランスへの意識も強いことが印象に残りました。
来年の開催日程もすでに決定済み。2027年9月13日・14日。次回はセッションにも積極的に参加し、より深い学びを得たいと感じています。