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SSP「fluct」、The Trade Deskが提供する「Unified IDソリューション」の導入を開始

プレスリリース

2019.12.11

SSP「fluct」、The Trade Deskが提供する「Unified IDソリューション」の導入を開始

~Cookie Syncによるページ読み込み遅延を改善し、提携メディアの収益最大化を強化~

2020年1月18日
株式会社fluct 代表取締役 望月 貴晃

株式会社CARTA HOLDINGSのグループ会社で、広告配信プラットフォーム事業を展開する株式会社fluct(本社:東京都渋谷区、代表取締役:望月 貴晃)は、運営するSSP「fluct」( https://corp.fluct.jp/service/publisher/ssp/ )において、グローバルアドテクノロジー企業であるThe Trade Desk, Inc.(本社:米国カリフォルニア州、CEO:ジェフ・グリーン)が提供する「Unified IDソリューション」の導入を開始いたしました。これにより、SSP「fluct」と提携DSPとの広告配信環境が改善され、Cookie Sync(クッキーシンク)によるターゲティング精度が向上するとともに、Cookie Syncによる媒体社ページの読み込み遅延が解消され、提携メディアの収益最大化を図ります。

運用型広告の取引時には、広告事業者間でのデータ連携を行うため、Cookie Syncによって、広告事業者ごとに異なるIDを紐づける(シンクする)作業が発生しています。しかし、広告事業者ごとでIDが異なるため、全てのCookie IDがマッチしなかったり、1つのWebサイトに複数の広告事業者が多数のタグを貼り付けることで、媒体社のページ読み込み速度の遅延が発生することが課題となっています。The Trade Deskでは、これらの課題を解決するため、「UnifiedIDソリューション」を無償で提供しています。「Unified IDソリューション」を導入している事業者は、世界中のサプライチェーン全体(SSP、DSP、DMP、データプロバイダー)で共通のIDを使用することが可能です。


The Trade Desk™は、広告バイヤーを支援するテクノロジー企業です。広告バイヤーは、The Trade Deskのセルフサービス型クラウドベースのプラットフォームを通じて、ディスプレイ、動画、オーディオ、ネイティブといった広告フォーマット全般にわたり、より表現力のあるデータドリブンなデジタル広告キャンペーンを、PC、モバイル、コネクテッドTVなど多数のデバイス上で、作成、管理、最適化できます。主要なデータパートナー、インベントリーパートナー、パブリッシャーパートナーを統合することでリーチと運用効率を確実に最大化し、Enterprise™ APIによりプラットフォームのカスタマイズが可能になります。The Trade Deskは米国カリフォルニア州ベンチュラに本社を置き、米国、欧州、アジアにオフィスを構えています。



株式会社fluctは、2008年からメディアの収益化に取り組んでいます。運営するSSP「fluct」は、高度なアルゴリズムによるフロアプライス設定と配信比率調整、配信面精査などを行い、17,000以上のメディアやアプリに、最適な広告配信を行っています。現在、プログラマティック広告による音声・動画コンテンツの収益最大化支援を強化しており、動画配信アプリの広告モデルによるマネタイズに特化した「fluct instream video for app」の提供や、Googleが運営するDSP「Display & Video 360」とRTB接続し、SSPとして初めて、音声コンテンツにおいても動画コンテンツにおいても、プログラマティック広告による収益化支援が可能です。また、ブランドセーフティ(※1)やビューアビリティ(※2)、アドベリフィケーション(※3)などについても、より広告主、メディア・アプリ、ユーザーにとって信頼性の高い広告取引が可能になるように取り組んでまいります。

※1. ブランドセーフティ:広告が不適当な掲載場所に表示されることによるブランド毀損を防ぐこと
※2. ビューアビリティ:広告を掲載したインプレッションのうち、実際にユーザーが閲覧できる状態にあったインプレッションの比率
※3. アドベリフィケーション:広告主のブランド価値を保護し、ユーザーが認識できる場所に広告が掲載されるよう配信をコントロールする、広告価値毀損測定の仕組み